「森川美穂の青春放送局」 鎌倉湖畔棒銀堂 コラム

 

森川美穂といえば、僕は10代の頃いまでは伝説となった東海ラジオの「森川美穂の青春放送局」を毎週聴いていた。その後学園祭の女王と呼ばれたり、NHKの「ふしぎの海のナディア(庵野秀明)」の主題歌に抜擢されたりして、親しみやすかった下町のおねえちゃんはずいぶん遠くに行ってしまった。僕にとってシンガーというよりは超売れっ子のラジオパーソナリティという印象が強く、CDは3枚ほど持ってはいたが途中飛ばしながら気に入った曲を時々かける程度だった。

 

 

 

最近「森川美穂の青春放送局」について書かれたネット記事を目にして懐かしくなり、彼女の動画を検索したのだが、正直驚いた。

 

 

 

森川美穂はこんなにすごいボーカリストだったのか。

 

 声量が他のアーチストとは全然違う。力強く、正確で、表現力が豊かで、そして優しい。根底に大きな優しさがある。

 

・・・・・・彼女のラジオもそうだった。わがままで、きまぐれで、リスナーにも遠慮しないでずけずときつい言葉や下ネタを言い、そんなアイドルらしからぬ自由すぎるところをみんな面白がっていたけれど、悩み相談コーナーに真剣に答えるの時の彼女は優しかった。

 

完全に参ってしまい最近の僕は仕事をしながら朝から晩まで森川美穂ばかり延々と聴き続けている。

 

20枚以上発表したアルバムには名曲がごろごろあり、宝の山だ。

 

僕より一つ年上の森川美穂は現在は大阪芸大の教授になって(これを決めた人はものすごいセンスだ)後輩を育てながら、コンスタントに音楽活動を続けている。一度彼女のライブに行ってみたい。それも名古屋でみたい。「青春放送局」で同じ時間に大笑いし、一緒に彼女に恋した人たちと同じ音楽を共有したい。

 

 

 

この動画の彼女は本当に美しい。

 

かわいいとか、セクシーではなくて「音楽」がたしかにそこに存在している。

 

https://www.youtube.com/watch?v=LkD6DxkpOq8&list=RDLkD6DxkpOq8&start_radio=1

 

 

 

#森川美穂